物理の勉強法(主に阪大物理対策)


お久しぶりです。


ついに二年生に進級しました!

医学の勉強も本格的になり、身も心も徐々にですが引き締まって行く今日この頃です。



さて、本題に入ります。

最近コメント欄に「物理・化学の勉強法について教えてください!」と言ったようなコメントがよく来ます。

確かに落ちたとはいえ、理科については及第点を得ているのできちんとアドバイスしても大丈夫なのかもしれません笑

藁をもすがる思いで聞いてくれていることを嬉しく思います。


折角なので、アドバイスした内容を記事にまとめたいと思います。

因みに軽くではありますが、

http://tibilog.hatenablog.jp/entry/2016/03/06/142625

に記してあります。

こちらも参考にして頂ければ。



①解法の発想とルール


「絶対に使って欲しい参考書」圧倒的1位です!

これを使わずして物理が上がることはありません。作者は為近和彦、代ゼミの有名な物理講師ですね。もちろん、代ゼミに行って通年彼の授業を受けるのが『1番伸びる近道』です。僕個人としてはお金をケチらず受けて欲しいものです。


この参考書には為近のエッセンスが凝縮されています。ある種の問題に対してのアプローチの仕方、解法の組み立て方が事細かに記されています。また、理解しにくい電磁気や電子、波についても「なるほど!」となるよう分かりやすく説明されています。

良いところをあげればキリがないのでこの辺にしときますが、これだけは絶対に手元に置いて欲しいです。


②物理のエッセンス


物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)


『解法の発想とルール』に載っている解き方をある程度覚え、例題も解いたのであれば次は「物理のエッセンス」に移行してください。

ここでは、『解法の発想とルール』の解き方をきちんと踏襲して一問一問解いていってください。なんなら隣で開きながら,見ながら解いても構いません。

エッセンスは簡単で何も考えなくても解ける問題集です。けれども良問揃いで幅広く応用できる問題集でもあるので、この段階から思考の組み立て方を学んでいって欲しいです。


③名問の森

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)


言わずとしれた名問集。

一問1時間かかってもいいです。時間を測るのは赤本からで十分。上の2冊の演習で身に付いた解き方を徹底的に利用してください!

レベルが上がっただけあって、難問にありがちな,上の2冊には載っていないタイプの問題もあるかと思います。そういう問題にはチェックを入れて何度も解いてください。

他の問題については、全部『発想のルール』に従えば解ききることができます!そのことは僕が保証します。


④物理の解法と研究


こちらは代ゼミの漆原晃。

この問題集は阪大・東大で頻出の『重心が絡む問題』についてより分かりやすく(鮮やかに)解けるよう工夫されています。その他、一度は目にしておかないと厳しい難問がいくつも乗っています。

為近のが「泥臭くしかし時間がかかっても確実に」をモットーにしているとするならば、漆原のは「このポイントを使って素早く強行突破」といった感じかな笑

重心移動の部分は是非一度やってみて欲しい。

他はモチベーション次第かな笑


⑤物理標準問題精講


物理[物理基礎・物理] 標準問題精講 五訂版

物理[物理基礎・物理] 標準問題精講 五訂版




『難関大受験の決定版!』に恥じることのない難問集。東大京東工大など、最難関レベルの物理の良問が揃っています。監修に為近がいるのもあり《上記で学んだ解き方》が応用でき、また解説自体も非常に分かりやすい。ここまで来ると物理に対しての自信がメーター振り切っていって、解くこと自体が楽しくなってきます。この問題集を目標に据えて是非頑張って欲しい!



⑥難問題の系統とその解き方

難問題の系統とその解き方物理

難問題の系統とその解き方物理


難系。解説が不十分で、演習題については解答の誤りだらけ。実に頼りない参考書。
でも!!
以上の過程を踏まえたら一々解説を読む必要もありません。ここまできたら解けるようになっています。また、以前なら理解出来なかった問題でも理解レベルにまで実力を上がっているので安心してください。やるのは例題で十分。重心移動の問題は阪大志望なら重点的に!!
間違ってもこいつを最初にはしないでください。
時間の無駄です。


⑦赤本
大京大東北大阪大神大をグルグル回せば良いと思います。
東北大は意外と良問が多いし、参考になります。
自分の実力を試すためにもドンドン解いていって欲しいです。


以上!僕の物理の勉強の流れでした。
因みに僕は④で一回挫折して暫く物理から離れました笑   その後は名問とかで自信をつけてから再チャレンジみたいな…。
あと難系は早めにやって苦労しました。早くやるだけ無駄だった笑  …ので、オススメするなら最後かなと思い順番は移動させました。



あとまとめノートについての質問もあったので載せておきます。


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これはたぶん④かなぁ…。1年経っても問題見ればなんとなく分かるという笑

解法が思いつかなくて試行錯誤してますね。青は解説や『解法のルール』に載っている内容を自分流に分かりやすく書き直したメモ書きです。

間違った解法は極力け消さずバッテンをつける。どうしてその考え方に至ったか、その考え方ではどうしていけなかったかを後で思い出すことができるので便利です。どの教科でも言えることですが、《ノートはケチらないように!!》


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次は単純なまとめページ

これは『発想とルール』から抜粋したものかな。

為近は本当に分かりやすい…。

このノートさえあれば物理は今からでもすぐ何とかなるだろうなぁ、って自信を持っていえます。

単振動はなんとなーーく理解してたのが為近のおかげで絶対得点出来る問題に変わりました。ありがとうございます為近先生…!


他にも物理についての質問があればドシドシコメントしてください。お待ちしています!